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The Book of Mormon Script Book: The Complete Book and Lyrics of the Broadway Musical

The Book of Mormon Script Book: The Complete Book and Lyrics of the Broadway Musical

 2011年のトニー賞で14部門にノミネートされ、9部門で受賞した大ヒットミュージカル。もちろん今でも公演中で、ブロードウェイだけでなくて、今年の春からはロンドンでも上演されていて大人気。この本はそのスクリプトと歌詞が掲載されている。
 モルモンの青年たちはmissionaryとなって外国へ布教に出なくてはならないのは日本にもかつて多くの青年たちが半袖のワイシャツに黒いネクタイ、胸に名札をつけて「え・い・ご・の・べ・ん・き・ょ・う・し・ま・せ・ん・か?」とやっていたのを思い出す。彼らの方が日本語の勉強をした方が良いんじゃないかと思ったけれど。実は彼らはモルモンの大学、Brigham Young Universityのすぐ傍だったと思うが、3ヶ月間だったかの期間施設に缶詰になって派遣先国の言語訓練を受けるのだそうだ。
 モルモンはキリスト教だといっているけれど平たくいえば新興宗教で、イエスは復活してアメリカに来たといっている。既成宗教の土俵に乗って好き勝手をやっているという意味では日本の某宗教に非常に良く似ている。噂では日本の某宗教の最高権力者はこの宗教を手本にしていたということも小耳に挟んだことがあるけれど、その真偽のほどは良くわからない。
 超保守の白人社会にはかなり力を持った存在になってきているのは前回の米国大統領選で共和党の候補がモルモンだったことでもわかる。この辺も日本の政治的権力にも入り込んでいる日本の某宗教団体に似ている。
 この宗教は嗜好品に戒律があったり、かつては一夫多妻だったり(現実的には今でもいるといわれている)、様々に取り上げられている。
 日本にも大きなテンプルがあって、必ず金ぴかの天使が塔の上に踊っている。広尾にそんな建物があるので、見たことのある人はいるだろう。昨年久しぶりに友人夫婦と横浜の山手にあがったらそこにもテンプルができていて驚いた。
 私は自分が彼らの大本山があるSALT LAKE CITYに滞在した経験があるので、興味津々である。数年前にSalt Lake Cityに行ったときに空港でまさにこのスタイルで不安そうに飛行機を待っている青年を見かけたのは印象的だった。
 このミュージカルは二人の青年がウガンダに派遣されてすったもんだの展開を引き起こす喜劇。かなりモルモンの状況を知らないと笑えないところがあるけれど、South Parkの制作陣が作ったといわれるだけあって、面白そうだ。
 日本の某超大宗教団体を題材にしたこんな芝居を作ったら、多分大騒ぎになって潰されることだろう。アメリカという国のこうしたところは非常に興味深いものがある。不思議だ。
考える人 2013年 11月号 [雑誌]

考える人 2013年 11月号 [雑誌]

 UNIQLOが唯一の広告主である。他の広告はどこにもない。だからスッキリしている。しかし、UNIQLOというブランドを経営している企業そのものの姿勢には全く賛同できないし、二大無茶苦茶週刊誌の一つを出版している新潮社という企業そのものにも賛同できないどころか、許せないものがあるのだけれど、この季刊誌だけはどうしても面白いので手にしてしまう。今度の特集は「人を動かすスピーチ」でうまいタイミングだ。 ここのところ嵌っているのがこれ。ところがよくよく調べてみたら、このCDは来月、1200円になる・・・・。ショックだ。