ほぼ足りてまだ欲 その先

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急死

 大瀧詠一が急死したのははなはだ大きな反響を多くの人たちに与えているようだ。当初リンゴをつまらせて救急車で運ばれたと報じられて、ヘンな話だなぁ、リンゴをつまらせたなんて殆ど聴いたことがないぞ、口に含んだ途端に転んだとかなんかしたんだろうかと思っていたけれど、そのあとからソニーが発表したところに依ると解離性動脈瘤だということだ。65歳だというから多分1948年生まれ。
 私は彼の音楽を殆ど知らない。ナイアガラなんとかといっていたのは知っている。しかし、はっぴいえんどあたりがブレイクしたときはもう私は会社員で、地方の工場にいて二人部屋の独身寮にいたから殆どそんな都会のシャレオツ・ミュージックからは遙か遠くにいた。大瀧詠一の声を知ったのはラジオのトーク番組である。
 もちろんほぼ同じ年齢だから彼が語る日本ポップス伝なんてのがまだYouTubeで聴くことができるけれど、なるほど全く同じ時代を生きてきた匂いがぷんぷんする。私たち同世代爺さんが呑み屋でしている話と全く変わらない。
 急死は悔しいけれど、医者にいじくり回されてズルズルずたずたされて死ぬよりは良いんじゃないかという気がしないでもない。ま、取りあえず、惜しい人は早死にするものだ。