ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 紀伊国屋本店で「じんぶん大賞」というものをやっていると聞いていったのに、そっちじゃない棚ばかり見て帰って来ちまった。

 先日本屋でこれを見たのだけれど、出版されたのが昨年の10月なのでひょっとするとうちにあるかも知れないと思って自粛した。しかし、考えてみたらここに掲載されている保阪正康の写真は眼鏡が新しいからうちにはないぞと判断して購入。とにかく半藤利一にしても保阪正康にしても、やたら多作なので、こういう事が得てして起きる。先日の予算委員会での質問にあった「公共の福祉」を「公益および公の秩序」に置き換える自民党憲法改正案について、まえがきで半藤利一が触れているので直ぐさま手にした。表現の自由を規制するのであればそれは即危ないと。保阪正康も今日はこの点を最後に時間をかけて強調していた。
風来記: わが昭和史(1) 青春の巻

風来記: わが昭和史(1) 青春の巻

 この先何冊になるのか知らないけれど、保阪正康の自伝なのだそうだ。これも昨年刊行されていたのだそうだけれど、全く知らなかった。保阪のHPを見れば直ぐさまわかる筈なのになんで見ないんだろうかと思わずにはいられない。昨年はやっぱり旅行ばかりにかまけていたからだろう。
抑留まで: 戦間期の在米日系人

抑留まで: 戦間期の在米日系人

こんな本が出ていたことも知らなかったけれど、ユウジ・イチオカの名前も知らなかった。この期間の日系人社会を書いたものというのはそういえば殆ど読んだ覚えがない。イチオカという大学教授による研究論文の集大成である。ちょっと懐にダメージ。