ほぼ足りてまだ欲 その先

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125周年

 大変に驚いた。都知事選挙で61万票を集めた、あの恥知らず・田母神の支持者の中に人類最大の汚点たる人物の一人であるアドルフ・ヒットラーの生誕125周年を祝おうと呼びかけているバカがいるんだそうだ。
 あの常軌を逸した、殺人鬼を讃えるのだというのだ。人類文化の破壊者でレイシストたるファシストを讃えるとは一体何たる価値観の持ち主なのか。彼らが「レイシズム」というキーワードで繋がる価値観を共有するが故にあの殺人鬼を崇めるというのだから、人間性のかけらもない。
 「アンネの日記」殲滅はこの動きの中から出てきた行為なのではないか、という分析をする人がいるが、あながち間違ってはいないだろう。
 田母神一派の動きもさることながら、正々堂々と政府がらみの公人が公然と歴史修正主義に走る様子を見ていると、このままではこの国は明らかに国際的に孤立への道を歩み、まさに北朝鮮と変わらぬ評価を受けることになるだろう。70年以上前のあの状況にどんどん進んでいく。
 あの時の言い訳は周辺諸国に囲まれてニッチもサッチもいかなくなったがゆえの仕方のない発露だったというものだった。今度もこのままいくとその道が明確に見えている。
 心底恐ろしい将来が見えてきてしまっている。