ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 AmazonでCDを一枚買いたいものがあったので、ついでにウィッシュ・リストに入れていた文庫本も二冊発注。で全然急いでいない発送を選択したら、日本郵便扱いで送られてきた。それはそれで良いんだけれど、郵便屋のお配達の方が集合住宅の小さな集合郵便受けにものの見事にすっぽり入れておいでになったものだから、出すのが大変。もしこの中にあのCDも一緒に入っていたらバギッていっちゃったら困るしねぇ。騙し騙しようやく取り出しましたとさ。

七月七日 (集英社文庫)

七月七日 (集英社文庫)

 日本人の中でも小さくて、自分で自分のことを「中肉中背」といって皆に笑われた私にとって、ここに登場する二世語学兵のニックネームがShortyなのはちと皮肉である。それにしても洞窟に潜む日本兵のところに入っていって指揮する中尉と討論するというのは余りにも現実離れしているなぁ。
 今映画化する必要があるのは「永遠のゼロ」ではなくてこの小説だろう。しかし、今の日本の映画界にそんな根性のあるプロデューサーはいない。これを映画にできるのはクリント・イーストウッドくらいだろうけれど、彼は今フランキー・バリーにかかりっきりかも知れない。尤も下手に日本の映画界が手に掛けたらとんでもなく矮小化された映画になってしまう可能性の方が大きいだろう。
 作者がこんなに若い人なのがとにかくショックだ。

ムーン・パレス (新潮文庫)

ムーン・パレス (新潮文庫)

Duets

Duets

 これは贈り物用。