ほぼ足りてまだ欲 その先

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散歩

 いつもの散歩はなぜか上野方面になるので、今日は思い切って正反対に歩いてみようということになった。それは結局東京スカイツリーに向かうことになる。どんどん歩いて行くだけなので、全く変化がなくて、それでも川を渡り、驚くほど広く綺麗になった歩道を歩く。あの恐ろしくつっ立っている塔は近づけば近づくほど恐ろしい。私たちはほんの数時間滞在して帰ってしまうからまだしも、ご近所の方が圧迫感を感じるのは致し方なさそうだ。
 その上、あそこにバスでやってくる団体客の皆さんは殆どがソラマチと称するショッピング兼お土産兼昼飯どころが入っているビルの中からでないで、そのままバスでサイナラ!と帰っちゃう。なにひとつ地元商店街にお金が落ちるどころか、街並みすら知らずにそのまま帰っちゃうのである。儲かっているのは結局東武鉄道ということになるんだろうなぁ。昔は業平橋という名前だった東武線の駅も今はとうきょうスカイツリー駅なんて長ったらしくて、ちょっとというよりかなり恥ずかしい駅名になっている。
 ソラマチにやってきたのはこれでようやく2回目だけれど、前回はツリーが開業して直ぐに墨田区の企画で向島の料亭でランチを戴いて、ツリーにあがるという企画だった。あの時はろくにお店を見て歩いた記憶がない。今回はじっくり見て歩いた。人形町の親子丼で有名な店となぜかお好み焼き屋には順番を待っているお客の列ができていて驚いた。こうなるとおなかが空いてどこかに入らないと思って見回すと安くても軒並み1500円でこぼこの値段。場所代なんだろうか。観光地値段なんだろうか。冗談じゃないよ、というような値段ばっかりだ。
 それでも閉店しちゃった銀座の松坂屋の地下に入っていた肉のスギモトがここに出店しているのを見つけたのはめっけものだったかも知れない。それにしてもあの頃の倍の値段はしていそうだ。
 新たな観光スポットを造ったという点では観光業界に大いに貢献しているけれど、地元のためにお役に立っているかというとこれはもう非常に疑問。
 喜多方市ゆるキャラの「みんべえ」をつれて東武線の駅前でキャンペーンをしていたけれど、駅に来る観光客の数はとっても限られている。