いくら急に温かくなったからといってまだ「ほたる」は早すぎる。この「ほたる」は柳家権太楼さんの弟子でまだ二つ目の柳家ほたるのこと。昨日は2ヶ月に1回の「ほたるの勉強会」だった。前回と同じ新宿のミュージック・テイト西新宿店というところ。20人も入ったら一杯。予約もしないでいったら最後の一つの席だった。
前座は金原亭馬生さんのところの前座、駒松。「子ほめ」。多分稽古する暇もないのかも知れないなぁ。自然に言葉が出てくるくらいに早くならないかなぁと親でもないのに、親にでもなったかのような焦りをこの私が感じているのは余計なことか。後で話したら、ついこの前高校を卒業したばかりの今は亡き大看板の孫の次にまたまた新しい弟子が入ってきたそうで、彼は二人の弟弟子ができちゃったのだそうだ。こりゃ大変だ。
ほたるは一席目にネタ卸の「幇間腹」を敢行。たいこ持ちの軽佻浮薄を表すのは結構大変だ。まだまだその軽薄さに思い切って挑戦して欲しいなぁ。二席目はお得意の「幽霊の辻」。これはもう彼の十八番といっても良いくらいで、本人も安心してやっているだろうし、何よりも楽しんでいるだろう。聴いている方も安心して聴いて笑っていられる。
ほたるのカミさんに初めて紹介して貰った。可愛いかあちゃんと一緒になって貰えて嬉しいねぇ。
次回の「ほたるの勉強会（略称：ほたべん）は5月26日（月）同じミュージックテイト西新宿店で19時開場19時半開演。
