ほぼ足りてまだ欲 その先

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団体旅行

 日頃は団体旅行が大好きだ。何故かといったらとにかく自分で荷物をゴロゴロして行かなくて済む。これは大きい。それから各地を巡るに際してバスで荷物を載せたまま楽なところまで乗り付けることができる。つまり、現地の公共乗り物の時刻表に左右されることがない。しかも、現地でこれは押さえておかないとね、というサイトも、食い物も通り一遍で、それほど高級ではないにしろ、含まれている。
 欠点も結構でかい。自由が利かない。お仕着せをかなり高い程度まで聞くしかない。そうすると土地勘がなかなか付かない。印象が薄い。
 ここのところ愛用している旅行代理店はそんなに知られているところではないけれど、それなりにリピーターが付いているところで、良くここまで持ちこたえてきたとは思う。当初は払い込んでしまったけれど、立ちゆかなくなっちゃうような代理店ではないのかとかなり心配した。それが大手の旅行社であれば、そんな心配はしなくても済むけれど、本当に融通が利かず、それに比べると、この会社は噂に聞くと社員の定着率はそれほど良いわけではないらしいが、定着している社員はかなり優秀な人が残っている。
 かつてはその殆どが高齢者である利用者のスタンスに立って仕事をする、ま、ある意味ハッキリ云って介護者に近いスタンスが必要とされるような業務で、かなりの許容力が必要とされる職場で、他の若い人たちを主なる対象としている近頃急進している旅行社とは全く比べようがないほどの職種の違いがある。
 ところが時間が経つにつれていつまでも同じようなスタンスを保つことが難しくなってきているのではないかという様子が窺えるようになってきた。
 今回も、追加アレンジメントについてメールで最初からやりとりをしているのだけれど、まどろっこしいから(とはいわないけれど)電話で連絡させて欲しいといってきたので水掛け論になるのはイヤだから記録を残したいと撤回させた。こっちからの依頼に対して、これ以外の選択肢はないし、これから変更するなら金がかかるというので、ツアーの催行も決まっていない段階で決めつけてくるな、これで良いかと聞いてこいと一瞬切れそうになった。するとしばらくして、こうすれば追加がアレンジできるといってきた。多分上司に相談したのだろう。
 自分の裁量の中だけで始末をつけようとするからそうなる。客の依頼にこたえようとするとどうしたら可能性が広がるかを検討するところに仕事の楽しさも埋まっているのにねぇ。おかげで散歩中止。