ほぼ足りてまだ欲 その先

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 日本近海で捕れる鯨を食べて文化を継承すれば良いんだってことは知らなかった。一切とっちゃいけないのかと思った。それなら、やっていけるだろう。
 朝日新聞の報道によるざっとした今回の国際司法裁判所の判決というのは次のようだという。

 日本政府は、第1期の調査(1987年〜2004年度)は捕獲枠を300~440頭に設定して国際捕鯨委員会IWC)に届け出た。しかし2005年度から始まった第2期調査では、捕獲頭数枠を945頭と倍以上に拡大、2007年度からは1,035頭に増やした。
 トムカ裁判所長は「殺さないとか、数を減らすなどの方法を検討した形跡がない」と指摘。さらに「日本は第2期で枠を増やした理由として、多様な生態系の観察目的などを挙げたが、第1期と第2期は調査の目的や手法が似通っていて、説得力が弱い」「計画の科学的成果が限定的で、国内外のほかの調査との連携にも欠けている」

 この判決に対しては様々な反論があるらしいが、日本政府代表は「従う」というコメントを出している。それに対して安倍晋三が何をいったかについてはどうでも良い。
 私はこれに対して、日本人が鯨を食べられなくなるのかと思った。それはどうやら正しくない様子で、南氷洋の調査捕鯨ができなくなったということだそうだ。日本近海で取れた鯨を食べることにはなんのお咎めもない。
 そもそも調査捕鯨の結果はどの様な方法でその結論を世界に発信してきたのか、いっこうにわれわれは知らない。私は鯨肉の流通はすべてこの調査捕鯨に頼ってきたのかと全く誤解してきた。
 ただ、シー・シェパードのような団体が鯨は知性のある動物だから殺すのはいかん、というのは全く説得力がない。生命体には代わりはないではないか。これは優性保護的な発想で、実に怪しからん発想である。牛や豚や鶏をバカにしている。
 もう鯨がなくてはタンパクが取れない、という時代ではなくなっている。ここで固執するのはどうかという気がする。豪州の主張は全く的が外れていて、彼らは象やベンガルトラの絶滅保全に協力する必要がある。