ほぼ足りてまだ欲 その先

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うるさくて

 なにしろお前のおしゃべりにはうんざりするんだと云うんで出入り禁止になったところがあるくらいの生来のおしゃべり。幼き頃はうちの親父に食事時に「女の腐ったのみたいにべらべら喋るな」と云われて何度ムッと来たものか。この言葉、今ではもうほとんど有罪である。当時の私ですら、じゃ男の腐ったのは一体何なんだ、とむかついた。(そういえば近頃はもう「むかつく」という言葉を使わないか?)
 中学の頃は朝のHRの時から喋っていて、小林文治先生曰く、「もうちょっと経ったら雷を落とそうかと思っている頃にピタッとやめる」と嘆かせた。
 そんな私だから、多分20歳前後の学生の時も喋っていたのではないかと思う。それだのに50代の学生の時にはそういう学生をたしなめていた。
 で、黙っていられないという点ではほぼ病的なものがあって、人の話を聞いていても、その人が投げかけた言葉に声に出して反応してしまいそうになるのだ。そういう点ではADHDみたいなもので、余計なことばかりしてしまう。みんなだってそうしたいのになんで黙っているんだろうと気になって仕方がないのだ。だから、「誰か、意見があるかね?」なんて振られたら嬉しくなってバンバン手を挙げてしまい、その挙げ句、巧い展開に持って行けなくて、顰蹙を買って自己嫌悪に落ち込むというパターンを繰り返す。
 そもそも何人かで呑んでいたり、飯を食っていたらその場が盛り上がっていないと自分が悪いんだと思ってしまったりするから、一生懸命に盛り上げようとする。それで後から自分が落ち込んでしまったりする。これは躁鬱の前段階的な兆候なのかも知れない。
 その点では人体実験をしているようなものか。