「集団自衛権を合法ってことにしちゃうってのには大反対だ」と主張するとそれへの反論は「じゃ、なにかい？どこかの国が攻めてきたら、ガンジーみたいなやり方で戦うっていうの？それの方がよっぽど何万人もの同胞が死んじゃうんじゃないの？その上占領されちゃって、言葉を奪われちゃって、人種が混合しちゃって、日本の文化も何もなくなっちゃうってことになるんだよ？」」なんちゅうものだろうか。
ものの見事にのせられちゃっているってことだろう。だけれどもそれが高等教育を受けている人たちでも、簡単にのせられちゃうんだから世の中は大変に恐ろしい。彼らはこういう体制、つまり軍隊も合法化し（これまでの自衛隊という存在は判例がどうであれ、憲法に明白に違反している）、戦う可能性がある相手国に対して、軍事力を誇示して威嚇しておけば、それが安定を実現するということだというものを肯定するという。
ということは今の北朝鮮のようにするということだ。あたりもしないけれど、間の海にぽちゃんぽちゃんとミサイルを撃ってみせるようにこちらもするということだ。尖閣諸島の周辺をぐるぐる出たり入ったりするような中国の漁船や艦船に対して、ぶっ飛ばすぞ！と脅しにいくという訳だ。
つまり、隣のうちとの間に壁をたて、鉄条網を巡らして、監視カメラや赤外線警報装置を設置するっということだ。
「あのさぁ、もうちょっと静かにしてもらうわけにはいかないかなぁ、うちに病人が寝ているもんだから」という前に警察に電話して警官を隣に送り込む、あるいは知り合いの強面の兄ちゃんを送り込んで脅す方法をとるっちゅう訳だ。
なんでそっちの方が良いのかといったらその方が「男らしい」からだ。
