なんだかぎりぎりな感じで、非自民候補が勝った滋賀県知事選(その差13,076票)だけれど、何せ投票率がたかだか50%をぎりぎりで超えたにすぎない。こんなのは間接民主主義としてはまったく意味をなさない。何しろ二人に一人しか政治に参加していないということになる。
当選した三日月大造の得票は253,728票で全有権者の23.0%にすぎない。つまり全体数からいったら4人に一人にも満たないのである。
どちらかの候補の圧倒的勝利、というか圧倒的な支持がえられることが明白だという選挙ならまだしも、この時点では与党である自民公明が支持している候補とそうでない候補の対決とくれば、これは世の中の流れをどっちに行くことを支持するのかという意味で非常に重要だ。
それをどうでも良いという判断をした人間が半分いるだなんて、信じがたいではないか。
三日月大造:滋賀県立膳所高-一橋大経卒-JR西日本-労組-松下政経塾-民主衆議員-民主中央の慰留を振り切って離党、嘉田県政継承を旗印にして立候補。
競馬産業研究会なんていう議員連盟があるとは知らなかったけれど、さすがに滋賀県を選挙区にしていた議員らしい。これであっち業界から流れてくるものがある、ということなんだろうか。つまりそんな色もついている。
いずれしろ、私は投票強制論者。棄権する人間には罰金を払わせる。豪州ではずっとやっている。