ほぼ足りてまだ欲 その先

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ペーパーテスト

 若いときに学生をやっていたときは、期末に課せられる試験について、別におかしいとも何とも思わなかった。暗記しなかった自分が悪いんだからしょうがないと思っていた。英語のテストは暗記ではしのげなかったので、どこまで勉強したら良いのかわからなかったけれど、高校時代までいっていた塾のおかげでただ暗記していく英語ではなくて、ルールをマスターする要領というものを教えてもらっていたのでどうしても覚えなくてはならなかったのは単語の意味だけだった。これっぱかりはしょうがない。
 しかしながら、大人になってからの学生時代では、期末の試験がとても理不尽なものに思えて仕方がなかった。それはどうしてかというと、丸暗記すれば良いという試験に遭遇するとこんなのは学問ではないという批判的精神がふつふつと沸き上がってしまうのである。ましてや、今の時代になったらどんな項目だってウィキペディアで見れば、ある程度までは解決できてしまうわけで、むしろそういう事実をどう組み合わせて自分のものとしていけるのか、あるいはそうした事実をただ鵜呑みにしてそこまでで終わってしまうのかという非常に根本的な問題に突き当たってしまう。
 大人になってからの学生の時は学生の数が制限されていたということもあるけれど、かなり論述テストだった。しかし、今度は先生の論点と、自分の論点が必ずしも一致しないという試練があった。しかし、これが本当に学ぶという姿だと思っていたからかなりいいたい放題の論述をした。さぞかし先生方にとっては面倒くさかったことだろう。その割にたいした論文書かないし。