ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

誰も疑わない

関西電力で政界工作を長年担った内藤千百里(ちもり)・元副社長(91)が朝日新聞の取材に応じ、少なくとも1972年から18年間、在任中の歴代首相7人に「盆暮れに1千万円ずつ献金してきた」と証言した。政界全体に配った資金は年間数億円に上ったという。原発政策の推進や電力会社の発展が目的で、「原資はすべて電気料金だった」と語った。(朝日新聞2014年7月28日03時41分)

 残念なことに朝日新聞だから「本当か?」といわせてしまうという点で朝日のスクープで良かったのかどうか、という点は残るけれど、この話を聞いて「まさか!?」という人はもはやいるまい。むしろ大半の人は「そうだろうと思った」というので騒がないでいるという状態ではないか。
 1972年の物価基準からいったら多分当時の1千万円は今の5千万円ほどに相当するのではないだろうか?しかし、まさか関西電力一社だけがこういうことをしていたはずはないのであって、少なくとも沖縄電力を除くすべての電力会社も、そして電事連としてもこれくらいのことはしていたと思って良いのではないだろうか。

田中角栄三木武夫福田赳夫大平正芳鈴木善幸中曽根康弘竹下登

 この7名だといっていて、受け渡しの時の具体的な会話まで証言している。この際、この献金はどのように処理されていたのか、いなかったのか、一人生き残っている中曽根はコメントをするべき立場にいるといって良い。自民党はどうするのか。