ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

昨日の呑み会

 元を辿ると大学の後輩が長いこと主催している音楽仲間の中に蕨およびその周辺に住んでいる連中がいて、蕨の会という呑み会を始めようということになって、それならば豪州に暮らしていた経験のある私は「ワラビー」ってことで参加するからやろうと最初は4人で始まったのが、昨日は7人集まってきた。今や蕨にほとんど縁のない会だけれど、未だに蕨の会といっている。
 昨日はなぜか蕨ではなくて、板橋。考えてみたら池袋や西巣鴨はいくらでも通るのに、昔の赤羽線、今の埼京線の板橋は全く降りたことがないし、多分この路線も乗ったことがないだろう。どこかの駅に似ている。ホームの雰囲気は巣鴨とか、東神奈川か。地下道は鶯谷みたいだ。西口に出ると小さなロータリー。東口に出れば西巣鴨はすぐだ。
 居酒屋の三階の座敷だというので上がっていくと、こりゃ住居じゃないか。だって、仏壇はあるし、神棚はあるし。なんだか20-30年ほど昔にさかのぼっちゃったみたいだ。落語の幇間の鰻みたいだ。
 随分呑んだあとで、河岸を変える、といってもすぐ傍の最近はやりの大衆酒場。隣のテーブルに向かい合って呑んでいたまさに今時の若い女の子の一人があっという間に後ろにいすから墜ちて、みんな唖然としたが、引き上げたら「いや、大丈夫です」というものの結構酔っている雰囲気。そのうち、仲間の一人がどれどれと頭を触ってみるとこぶができていると。今時こぶってのもあんまり聞かないとは思ったけれど、やばいねぇ。大丈夫です、といいながら飲み続けるのもどうかと思ったが、さて閉店だというので立ち上がった彼女は、まわらない呂律で「また逢いましょ」といった時に、あぁやっぱり酔ってんなと。久方ぶりに酩酊す。
 今回のテーマは各自の昔の写真を持ってくる!だったんだけれど、私は学生の時の写真がほとんどなくて、30代の時にしょっちゅうやっていた結婚式の司会の時の写真を見せたら大受け。
 尤も一番受けたのは3歳年下の友達が持ってきた「つま恋」に行った時の5万人の中にいる写真なんだけれど、問題はその頭だ。被っているキャップから溢れんばかりのロン毛なのだ。知り合った10年ほど前から彼は5厘カットなんだから違和感ありありだった。この辺からもう笑いのたがが外れて、どこで何を話してもいい歳をした爺から娘のような年齢のメンバーを含めて笑いっぱなしで、腹筋が鍛えられた。