ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

140824

 いつもの様に前夜午後8時に寝てしまい、今朝は午前2時に目を覚ます。不思議なほどにまったく同じ時間をキープしていて、午前2時を挟んでプラス・マイナス10分程度の誤差である。これは一体どういうことなんだろうかと不思議で仕方がないが、要するに昼間の間に疲れ、飯を食ってお腹がいっぱいになって眠くなればすぐに横になってしまうものだから、そのまま寝入ってしまい、6時間以上寝ていられないだけの話か。しばらく日記の原稿を書いたり、本を読んでいるうちに世が白々としてくる頃にまた朝飯を食うと、それでまた眠くなり、1-2時間寝るという繰り返しだ。
 この時期にここにやってくる理由のひとつは私の先輩が加わっている聖歌隊が今年でもう50回目になるというのだけれど、軽井沢でもっとも古い教会、ショー記念礼拝堂で唄うので、それを聴くというのがある。先輩のご夫婦には日曜日に教会へ行けばお会いできるのだけれど、ここのところ私がさぼっているから随分お会いしていない。礼拝のあとで7-8曲唄う。その最中に入ってこられた若いカップルがいて、良いなぁ、若い人は、と思っていたら一曲が終わってすぐさま出て行ってしまった。
 こちらから見ていると、なぜか今年は奥様の姿が見えない。これはどうしたことだろう。終わってほんの少し話ができたのだけれど、なんでも10日ほど前に乳がんの全摘手術をしたというのだ。他には転移はしていないというお話だったので、不幸中の幸いかと。
 ショー記念礼拝堂は来年には120年になるんだそうだ。入り口から会衆の席まではオリジナルのまんまなんだそうだ。思わず木造の白木の屋根を眺めるがいつもと変わった気持ちにはならない。
 礼拝に出て、聖歌隊の歌を聴くと、おおよそ2時間である。実は近頃では2時間トイレを我慢するのはなかなか大変なんだけれど、この教会には牧師の控え室の奥にしかトイレがない。滅多にこない旧軽井沢銀座はトイレがなかなかない。日本には珍しい有料トイレはある。観光会館にも有料トイレがあって百円玉を投入口に入れると扉が開き、トイレの中はちゃんとウォシュレットである。それにしても欧州の有料トイレの相場、0.50€に比べても高い。そりゃリゾートだからしょうがないといってしまうのかもしれないけれど、顰蹙を買うほどの高さだ。だから公営の駐車場の隣にある無料トイレは長蛇の列になっている。
 昨日行ったアウトレットでも中国人のツアーの人たちがたくさんいたくらいで、この旧軽銀座にも中国人のツーリストが結構目立つ。本当に中国、東南アジアからのツーリストは増えているのかもしれない。お店には中国語、韓国語が必ず併記されているくらいだから、よほど来るってことだろう。相変わらず食べ物屋さんばかりに人が群がっている街だ。この街で必ず立ち寄るお店があって、それは小林というジャムの店だ。ここのお嬢ちゃんが2年ほど前にうちの近所に可愛いケーキの店を出していて、彼女が私の友人の娘たちと中高の同級生で、なおかつ私がたった一年間だけ学んだ学校の同窓生に当たるという関係。
 裏道をたどって、東御まで蕎麦を食べに行く。そうそう、東御という名前は最近の名前でかつては東部町と御牧という町が合併してこの名前になった。だから高速道路のインターの名前にまだ東部という名前が残っている。
 東信地区にはいくらも蕎麦屋があるけれど、知らない人がいないとおぼしき著名な蕎麦屋といったら「草笛」だろう。本店は懐古園のすぐ傍にあるが、多分二度ほど行ったことがあるだけだ。多分一番混んでいるのが佐久平の店で、次が上田の店ではないだろうか。同じ系統だけれど一寸風合いが異なるのがこの東御の「ふるさとの草笛」だ。ここには雷電為右衛門にちなんでか大盛りの大大盛りがある。横綱という名前がついていて、完食に挑戦する人以外は注文しないでくれと書いてある。一度だけそれを食べている人を見たことがあるけれど、器はあたり鉢だった。もうむっと来るくらいの分量である。いつもは盛りに掻き揚げ天ぷらだけれど、今日は思いきって天ざるの上という奴を注文してみた。大きな誤算だった。海老が二本乗っているのは良いのだけれど、やけに黄色い衣がたっぷり纏わり付かせてあってモッコモコだ。しかも、噛み付くとバリバリと割れる。思わず「良い音がする!」といわれる様な衣は願い下げだ。全部衣をはがして食べる。これじゃ天ぷらじゃないじゃん。
 しかも、いつもの様に天ぷらだけ先に運ばれてきちゃう。これがここの店の変わらない、反省のないところなんだね。私にとってはそれほどの減点対象じゃないんだけれど、明らかに蕎麦の量が以前に比べたら減っている。蕎麦そのものは前と変わらない。だからなんだかんだといっては来ちゃう。それでも他の店は混むからここにくるんだけれど。
 それでなくてもここの店に入ろうとするとステンレスかなんかでできた不気味な蜂だか蟻だかのスタッチュウがたっていて気味が悪い。なんせこの辺りは工業団地みたいなものだから。
 お腹いっぱいでこのまま行くのはどうかなぁとは思ったけれど、この近くにある御牧之湯にいく。ずっと前に地元の友人と一緒に来たことがあったのだけれど、随分草臥れた温泉で露天風呂もなくて、その上、その時にはモンモンを背負ったおっさんが入っていて印象が悪くて、それ以来まったく足を向けていなかった。ところが先日買った本に依ると地震があったあの2011年に新築したというのだ。それじゃ一度入ってみようかと思い立ったのだ。行ってみると、周辺はほとんど変わっていないが、昔あった建物のすぐ脇に今時の公設民営の温泉施設に負けず劣らずといおうか、どこも同じ様といおうか、その他食いの施設そのものだ。第3木曜日が休み。ここも入浴料500円。休憩室はほんのちょっと、お情け程度。脱衣所の前に貴重品入れがある。
 すぐ風呂に入るのにはなんだかお腹いっぱいで、たまたまついていたテレビで高校野球の準決勝に目をやると、大阪桐蔭敦賀気比はボッカボカの大打撃戦になっていて一体どこまで点が入るかという状況だったのだけれど、テレビもラジオも繋がらない状況にいるからこれが何回戦なのかまったく知らなかった。わかっているのはたまにつなげるネットでの情報だけだ。
 風呂は小さいながら、41.9℃の内湯、22.9℃の水風呂、そして41.6℃の露天風呂の三つ。景色は全然望むべくもないのが残念なのだけれど、ここは周りに(良くあるパターンだけれど)コミュニティセンターとか、特養とかリハビリセンターなんかが建っているからそれは無理だろう。そうかといって空が狭い訳ではない。午後になってから雲が広がってきていて、風邪が涼しくなったものだからボォ〜っと下半身浴を楽しむ。しかし、まったく見ずに濡れていない、つまり身体を洗っていない親父が入ってきたので、あわてて内湯に戻る。本当に近頃の大人はものを知らなさすぎる。
 出てきたら大阪桐蔭が決勝進出を決める。それにしても150球以上も投げて大丈夫なのか。明日もまた投げるんじゃないのか。あたら若い才能の寿命を早めているのではないのか。
 そういえばボストンの上原が3-0で勝っている試合にクローザーで出てきて、一気に5点取られて負けたそうだ。とうとうメッキもはがれてきたか。
 つるや滋野店で夕飯の総菜を買って、ちゃたまやでまたジェラートを食べて帰着。
 今日もまた午後8時には寝てしまう。