ほぼ足りてまだ欲 その先

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台湾

 初めて台湾に行ったのは、1976-7年頃だったと思う。今から考えたらよく行ったよ。その辺のど素人と変わらないような知識しきゃないっていうのに、仕事で行ったんだ。現地のブローカーみたいなことをしている現地のおじさんがいて、そのおじさんが台湾でこれからある種のプラントが売れるから来いという話になっていたらしくて、現地のファブリケーターと話をすりあわせてお役所にご挨拶して、なしをつけてこいという話だ。それから向こうからも人が来たり、こっちからも何度も行ったんだけれど、結局そのプロジェクトは鳶に油揚を持って行かれちゃった。
 つまり、稼ぎにいっこうに貢献しなかった。そのときの最高責任者の判断が凄かったなぁ。日本の工事見積もりに運送費を載っけりゃいけるだろ?ってんだね。あ、そう来るか、と思ったね。無理もない、その分野はそれしきゃやっちゃいなかったもの。つまり、やる気はなかったってわけだ。私の出張旅費はまんま穀潰しだったってわけだ。その後すぐその職場から追いやられて何年も経ってから、その職場では何がどうひっくり返ったのか、台湾の他の町で同じプラントを売ることに成功した。いったい何があったんだろう。
 それ以来台湾には行ったことがない。昔は駆け抜けるようにしか、見たことがないから、故宮博物館をじっくり時間をかけてみてみたいなと思うのだけれど、全く写真が禁止らしい。どうせ行くのなら、美味しいものを食べて、グルッと一周してみたい。温泉にも入ってみたい。だけれど、なぁ〜ンも知らない。ツアーで行けば良いんだろうけれど、そんなツアーで行ったら故宮で丸二日も費やすなんてさせちゃくれないだろう。
 さてどうしたものかと思案投げ首だけれど、今はネットがあるからねぇ、と思っていたら、昼のテレビで玉山(日本が植民地にしていた時は新高山と呼ばれていた)が出てきたらなんと標高が4000m弱もあるという。あの山が見られるところに泊まってみたいものだ。
 台北には101階建てのビルがあって、台北駅はすっかり様変わりだっていう。浦島太郎のようにしていくか。