ほぼ足りてまだ欲 その先

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生活保護

 (生活ほど世帯のうち)65歳以上の「高齢者世帯」が最も多く、前の月よりおよそ2,800世帯増えて75万5,800世帯余りと、全体の半数近くの47%を占めています。

 NHKがニュースでこんなことをいっていた。多分厚生労働省の発表数字だろう。これから先、高齢者の生活保護受給者はどんどん増えていくだろう。国民年金だけでは暮らしていけないのだから仕方がない。世の中の高齢者で二回だけの厚生年金とか、三階建てをもらっている人たちというのはどれほどの割合になるのか知らないけれど、国民年金のみ、あるいはそれすらない人は、自らの蓄えがない限り、後は底なし沼だ。そうなれば地域の民生委員や、地域の包括支援センターなんかで支援をもらって生活保護を申請するしか暮らして生きようがないと云うことになる。
 そういう状況に自分がいつなるかわからないから爪に火を灯して死ぬのを待っている人がいくらもいるだろう。そうなるといったい何のための人生なのか、これはもう全くわからない。ただただ死を待つだけの人生となってしまう。生活保護のレベルを下げることによってのみでしか予算の低減を考えられない人たちの中には臨床的な打開策以外は必要ないのかもしれない。
 これから先の日本の経済は企業と政治家、霞ヶ関だけが栄えて、それ以外の国民はじっと手を見て暮らす、そんな衰退していく国家の典型になっていくんだろう。