二週間に一度のボイス・トレーニングの日。全部で20名の爺さん婆さんの合同クラス。私は二回目。前回は思っていた流れじゃなかったので、なんだかなぁという印象で、真剣にいくかどうか迷ったまんまやってきた。サボりたくなったくらいの力じゃなかった。
到着すると前回見なかったおじさんがいる。先生が男性はこれまでの倍になったというから、これまでは二人しかいなかったのだろう。初めてのおじさんはやっぱり戸惑っていた。私だって前回はそうだった。その上唄は「荒城の月」と何とかという聴いたことのない唄だったし。
しかし、今日の唄は「Amazing Grace」だったのだ。一度は大声で歌ってみたかった曲じゃないか。この先生はピアノはあんまり上手じゃないけれど、これが歌えれば良いかと今日は大層ストレス（そんなものはここ10数年持ったことはないけれど）を発散したのである。それにしても爺も婆もおんなじキーで歌っちゃうのは結構辛い人もいるはずだ。
気になったのはその新しいおじさん。「ついて行けねぇなぁ」とぼそぼそいっていたのだった。
帰りに銀座で降りて、教文館で雑誌を入手。京橋で立ち食い蕎麦に入ったのだけれど、やっぱりだめだった。どこかで安くて美味しいヒレカツ丼を探さないと。
