ほぼ足りてまだ欲 その先

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激突

 昨日のフィギュアスケート上海大会は酒を飲みながらテレビを見ていた。思いっきり激突した時には一瞬居酒屋でがやがや大きなテレビを見ていた客はシーンとなった。それ位の激突だった。しかも、二人のフィギュア選手は氷の上で倒れたままで、すぐさま人が駆けつけるわけでもなかった。しばらく立ってから背中に赤十字のマークをつけた連中がやってきた。
 いくら6分間の練習時間といったって、トップクラスの連中がギュインギュインと滑るわけだから、こんなことが起きない保証はどこにもない。なんでもフィギュア大好きなおばさんとしては例外ではない、わが連れ合いによると、こういう事故はないわけではないというのだ。だったら、これまでにその危険性を回避する方策がとられているのかといったら、全くとられていない。全く旧態依然のままだという。
 だとしたら、これはISUの怠慢でしかない。起こるべくして起きた事件だというべきではないか。
 その上、彼はフレキシブル粘着テープを頭に巻いて止血をしたままで出てきて4分半を5回転びながら滑り終わり、咳き込みながら、足を引きずりながら、汗をかきながらよたよた、ぼろぼろの状態で帰ってきた。もうおばさんたちは気が気じゃない。リンク上にはぽんぽん、後から後から花束が放り込まれ、まるで「キセルの雨が降るようだ!」てなくらい。
 脳しんとうを起こしていた可能性は充分に考えなくてはならなかっただろう。今や脳震盪に対しては真剣な競技団体はかなり深刻に考えていて、NFLなんぞはその危険性があったら、出場を中止させられてしまう。多分日本のスケート連盟はその辺のことについてほとんど考えていなかっただろうと思われる。橋本聖子の見解を聞いてみたい。