ほぼ足りてまだ欲 その先

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若者右翼

 昨日の自民党党首の最後の選挙演説は秋葉原だったそうだ。アソータローがよく使う手だ。アキバならば、政治家の中では漫画通として知られている彼のホームグラウンドだっつうことになっている。昨夜もたくさんの若者が誰が手配したのか、日の丸の小旗を振って大騒ぎだったそうで、最後には取材陣に対して「帰れ、ゴミ」のシュプレヒコールだったのだそうだ。
 マスコミに対して「マスゴミ」と痛罵しているのは反自民党陣営の常套手段で、なんでかといったら反原発や、反秘密保護法のデモなんかについても全くフェアに扱わず、自公政権におもねっているから名付けているにもかかわらず、自民党万歳集団がマスコミを敵に回してどうするというのかという違和感がある。
 しかし、なぁに、なんの不思議もない。戦後この方ほぼ70年の間、反権力を標榜して活動するのが若者の特許みたいなものだったけれど、今ここで反権力を振りかざすことには何ら違和感がないが、なにしろ自民党万歳を叫んでわぁわぁやることによって、今ではこれまであり得なかった高揚感が得られるようになったわけだから、それさえ得られれば別に文句はないわけだ。
 そもそもアソータローが心の底からアキバ文化の理解者だと本当に思っているんだとしたら、あまりにも単純な思い込みであきれ果てるが、そういえば、AKB48なんかに簡単に振り回されるという行為自体があまりといえばあまりの単純さでしかない。
 アベシンゾーと秋元康は飯を食いながら、彼らの票の取り込みを画策している。