ほぼ足りてまだ欲 その先

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シルヴァー・ウィーク

 知らないうちにシルヴァー・ウィークという表現が通用していることを知ってちょっと驚いた。いったい何時のことをこういうのかと思ったら9月の敬老の日秋分の日があってこれを繋げちゃうらしい。今年なんぞは19-20日が土日で21日が敬老の日、23日が秋分の日でその間の22日がつなぎ休日って事になっている。だから普通に週休二日の人は24-25日の二日間を有休を取ってしまえば、19日から27日まで9連休をとることができるんだそうだ。
 今年は5月も面白いことになっていて、(そんな奴がいるとは思えないが)間を埋める6日分の有休を取ると16日間連休をとることができちゃう。多分そんなに休んだら平気で左遷されるんだろうなぁ。
 実は日本という国には祭日がかなりある。その上、有給休暇は労働法に従えば最大40日とることができる。しかし、40日をフルにとる奴はほとんどいない。そんなことをすると左遷されちゃうからだ。されないまでも疎んじられる。他の国から見ると、日本って祭日ばっかりだよね、という見方をされる。いや、それでも実際に休んでいる日数は少ないんだよ、といくら説明をしても信じてくれない。なんでか。休みとして設定されているにもかかわらず休まないなんて、なんて主体性がないんだ、よく国家機関が黙っているなと不思議がられる。どういうことかというと、日本の労働環境、労働慣行というものがグローバルな標準から大いにかけ離れてしまっているということだ。
 しかも、日本が「先進国だ、経済大国だ」といっている割に「病気有休制度」がない事なんて知らないから、(病気に備えて有休を蓄えている)なんて説明を鵜呑みにはしない。ただ単に権利を主張しないバカな労働者だと思っている。しかも企業は彼らの上に立って、彼らのそんな動きを良いことに、他の国の産業を出し抜いたと思っている。だから全然同情されない。多分彼らは日本が中国に追い抜かれて、ざまぁみろと思っているだろう。