ほぼ足りてまだ欲 その先

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ほぞをかむことになる

 麻生太郎が会見で香港・フェニックステレビの李ミャオ記者が手を挙げて、社名をいった途端に、一緒にいた官僚とともに大笑いをしたという。挙げ句に「ここのルールを知っているのか?」といったらしい。
 この話には前があって、それがわからないと何もわからないらしくて、ネット上ではしつこく何度も同じことを質問する記者に対して「また、おまえかよ」という雰囲気だったのだということをいってる連中もいる。
 麻生太郎は誤解を招きやすい。それは彼が自分は国際人だと思っている様だけれど、至ってドメスティックな感性しきゃ知らないことに起因する。つまり、全くの井の中の蛙で、そんな男が世襲議員だ、妹が皇室に関係するというだけでオール・マイティーだと思い込んでいるという情けない状況の中にいるということだ。多くの場合は若い時にそんな立場に常軌を逸してしまうのだけれど、歳を重ねるごとに悟ってくるものだけれど、彼の場合はまったく悟ることもない。
 ドメスティックな感性のまま外国メディアに対しても同じように接していると、あとでとんでもないことを引き起こす。その時になって慌てて取り繕っても遅い、ということはこれまでにもしばしば起こっている。学習能力がないという点では時の総理と五十歩百歩でそっちではバランスが取れているけれど、国際的価値観からはほど遠い。