ほぼ足りてまだ欲 その先

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福島瑞穂

 田原総一朗を筆頭に、日本の政治家や日本の政治評論家という連中は福島瑞穂を馬鹿にする。なんといって馬鹿にするかというと現実的なことを一つも提示することができずにいつまでも馬鹿の一つ覚えのように軍隊放棄、憲法九条護持を繰り返すばかりだ、というやつだ。
 今の「戦争促進」時代にあって、彼女の存在は非常に貴重だと私は敢えていいたい。彼女が発言をするチャンスは非常に少ない。国会の各委員会でも、彼女が質問に立つ時はとんでもなく限られた時間で、しかもその質問に対する安倍晋三はぐるぐると回りくどい表現を重ねて時間をつぶし、彼女が真剣に危惧している事項を元から細かく説明して安倍晋三を揺さぶる時間なんて残っちゃいない。
 田原総一朗も全く同じで、(私はもう決して見やしないけれど)「朝まで生テレビ」なんぞでも、彼女に一体どれほどの時間を与えるというのか。見てごらん。すぐさま田原が口を挟んで「社民党はいつまでもそんなことをいっているからダメなんだっ!」と斬り捨てる。彼にそんなことをいわれる筋合いはない。どこを彼がダメだと思おうと構わないが、「理想」を語ることのできない政治家はもはやすでに政治家ではなく、単なる官吏に過ぎない。さっさと年金機構にでも行ってフィッシング・メールにでも振り回されていれば良い。
 安倍晋三が目指しているのはアメリカへの永遠の盲従でしかない。誰がどんな美辞麗句を振りかざし、どんな理屈をつけようと、彼がやっていることはこの国のすべてのシステムを米国の思うままにする、ということに尽きる。
 福島瑞穂を馬鹿にする前に田原総一朗がしなくてはならないのは、安倍晋三売国行為を口を極めて非難することである。