ほぼ足りてまだ欲 その先

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68回目

 自分でも忘れていたけれど、家族も誰一人としてそんなことを思い起こしもしない68回目の誕生日の朝は晴々と晴れ渡り、とても素晴らしい秋日和でございます。
 しかし、晴々としないのは自分の体調でございますなぁ。いやいや、別段どこがおかしいというわけではございませぬが、トイレも近くなりましたし、ちょっと運動をしないというと短時間睡眠で目覚めてしまいますし、歯茎は細り、腰は曲がりつつあり、膝は痛く、ちょっとした荷物を転がすだけでもうんうん唸り、髪の毛なんぞはもうとっくに情けない状態であり、口の端は重力で下がり、ふと商店のショーウィンドウに映った自分を見たら、あの情けなさそうな爺は誰だよと思い、あぁ、あと何年だろうとウロウロします。
 希望?あぁたね、安倍晋三みたいなバカヤロウがやりたい放題にやっているこの国に年老いて暮らしていて、どんな希望が生まれようってんですか。近頃じゃ、弁天の蕎麦と、回転寿司と年に一度の鰻でもう満足な和食もどうでも良くなってきましたしねぇ。
 考えてみれば、もう68歳ですよ。自分が若い時にはそんな爺ってのはどんなんだろうなんて思いもしませんでしたよ。もうネグリジブルな年寄りって感じでしたからねぇ。なんだか68歳も、日野原先生の103歳も変わらん感じがするなぁ。