銀座 - ほぼ足りてまだ欲　その先

　年下の友達が退職しました。で、昼日中から好きに出歩くことができることになったんで、たまにはご一緒しませんかと、出不精の爺を誘ってくれたのです。で、しばらく本屋も覗いていないことでもあるので、昼前に京橋の駅でご一緒しました。なんで京橋か、というともし、すぐに昼飯を食うことに賛同が得られれば、久しぶりに三州屋銀座一丁目店で海鮮丼を食べたいねというつもりでした。で、彼も良いね、というから、そのまま向かいます。
　まだ昼前ですが、もうすべてのテーブルに客がいます。真ん中の6人掛けの奥に二人が座っていたので、手前に。おばさんが通ったらその奥の女性が「済みません、済みません、済みません！」と三連発をしたけれど、おばさん振り返らず。こりゃ相当耳が遠くなっちまったんだなぁと。その女性は「ご飯少なめに！」といいたかったんだけれど、おばさんは「だいじょぶよ、女性は少なめにするから」と行っておいででした。
　で、私が「海鮮丼ふたっつ！」といったけれど、おばさん振り向きもせずに行っちゃったから「あぁ、またいえば良いや」と思ったら厨房に向かって「海鮮二丁！」と怒鳴ってる。これは聞こえているわけでございます。
　もうそろそろ危ないかも知れないけれど、どうせここに来る客ッてぇのはわかっている人ばかりだから良いんじゃないかなぁ。
　今日もまた美味しく戴きました。それから新しくなったビルを巡っているウチに、数寄屋橋公園に来たら、全部鉄板で囲ってある。なんだよ、今度はまた何をするんだよ。わざわざ泰明小の裏を通ろうと思ったら通れない。
　小学校の前の路地を入ったら、シェリークラブの中二階のジャズ・カントリーが今でも昼に550円の珈琲をだしているというので、あがる。何十年振りかで昼のダンナに逢った。こっちも老けたけれど、あっちも老けた。
　教文館と山野により、伊東屋を冷やかしてから日本橋へ歩き、日本橋の千疋屋のカフェで550円のロールケーキセット（今はアップルロール）でしばし歓談。神田、秋葉原を通って末広町で分かれた。
　ずっと歩いていなかったのに急に歩いたので、疲れた。