ほぼ足りてまだ欲 その先

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無駄


 今更ながらでございますが、かつてNHKが作ったガダルカナル島での戦闘に関する番組を見直してみると、旧日本軍の作戦はまったく日本国民を無駄に殺すだけのために実行されていたことがわかる。これでも無駄ではなかったというのかと思うと悲しい現実だった。
  野村吉三郎といったら開戦時点での駐米日本大使であり、海軍大将だ。NHKの番組の中には米軍が作った戦後のフィルムに永野修身や野村が登場して英語で喋るところがあるが、これが、実にお粗末な英語なことに本当にびっくりする。それはもちろん教育上の観点からの外国語はほとんど独語、ロシア語だったこともあるだろうが、視野の狭さは、今にも繋がっている。
 1992年12月から1993年8月にかけてNHKスペシャルで放送したもの。もうすぐ四半世紀前になるが、この番組は良くできている。なにしろ当時残されていた多くの資料映像が使われている。
 この時代のNHKは本当に良い仕事をしていた。今のNHKとはまったく異なる、正しい歴史の分析が出来ていた。