ほぼ足りてまだ欲 その先

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スキー

 私がスキーを生まれて始めてはいたのは多分1968年の暮れのこと。その年も今年のように雪が少なくて、暮れの25日から29日までの池ノ平スキー場でのスキーツアーにバンドとして参加したからだった。それまでスキーになんの縁もなかった。ところがそのツアーにバンドで行く予定だったという先輩たちのバンドが雪がないという理由で行く気をなくして、後輩の私たちのバンドに行けとおはちが回ってきた。人前で演奏できるんだったらどこへでも行く状態になっていた私たちは、有無もなく道具一式を持ち込んで出かけていった。ギターアンプからドラムまで全部リフトで、スキー場の中腹にあったロッジへ運び込んだ。
 三晩毎晩演奏した。面白かった。それからこのスキーツアーを主催していたグループに首を突っ込んでしまい、どっぷりつかり、最後はこの会の会長にまでなっていた。今の連れ合いはその時の副会長だった。あれから20年ほど前までほとんど毎年スキーに行っていた。外国でも何回も滑っている。この20年間にやらなくなったものはスキーだけでなくて、ゴルフも、釣りも、キャンプも、みんなやめてしまった。なんでまた、忙しかったときに限って、あれもこれも手を出していて、暇になったらばったりやめてしまったのだろうか。ま、元手がなくなるというのもあるけれど、あの頃はそうした遊びに対する飢餓感というものがあったんだろうなぁ。あれもやりたい、これもやりたいと。