ほぼ足りてまだ欲 その先

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おたんじょぉ〜びぃ

 平成の天皇さんのお誕生日でございますなぁ。「戦争のことを考え続けた一年でございました」という記者会見だったんだそうですねぇ。尤も天皇さんを後生大事にされるそっち系の皆さんは、あの戦争で旧日本軍が国民に押しつけてきた、そしてアジアの諸国家を蹂躙してきた、挙げ句に米国の軍隊との無意味な戦いに多くの人たちの命をあたら失うことになったあの戦争を美化し、挙げ句の果てには特攻隊まで、国民国家を守らんと自らの命を犠牲にしたといって美しい死(そんなものありゃしない)としておりますねぇ。
 挙げ句に国を誤らせた戦犯連中を、米国を中心とする連合国が処刑したのは、日本国民に忘れさせまいとしての、当時の皇太子の誕生日だといっておるそうでございますなぁ。
 ほぉ〜!そうだったのか!?しかし、私はそれに今初めて気がついたでござるぞ!これでは、私は「非国民」のそしりを免れまいか?!
 そんな戯けをいう前に当時のことを勉強せんか!?歴史修正に邁進するばかりでござるよ。
 東條英機を筆頭に軍隊官僚のやりたい放題にさせてあの戦禍を引き起こし、国民を路頭に迷わした責任は、いくらどんなことをいおうと、明治憲法上それはできなかったのだと言い訳しようと、東條英機が米国の思惑を逸脱して極東裁判で思わず口にしたように「上官の命令は陛下の命令であるぞ!」がオールマイティーだったわけで、本当は昭和天皇の責任は不問に付すわけにはいかないのだ。なにしろ(本当だろうと、嘘だろうと)「天皇陛下万歳!」を唱えて死ぬのだと洗脳してきたのだから。だからこそ、平成の天皇さんはことあるごとに戦争のことを口にしているのだと私は思っている。それをわかっていながら、「今上天皇の誕生日に戦犯を処刑した」なんぞと与太を飛ばし、今上天皇の言葉に耳を傾けぬ連中こそ、今上天皇を馬鹿にしている。
 82歳のお誕生日、めでたい!