ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

中華そば

 もう外でいわゆるラーメン、中華そば(この二つは意味が違うという話は置いておいて)を食べることが全くない。それに近いものを食べるときは家で野菜を炒めて餡かけにして食べる。外でこの種のものを食べた最後がいつなのかと聞かれてももはや答えられないくらい昔のことのはずだ。この野菜炒め餡かけは焼きそばにも載っけて食べる。
 子どもの頃は家で作れるものではなかったから、外食しかあり得なかった。そういえば小学校の4年の途中から約1年半ほど暮らした清水の半島には夜鳴きそばが来た。ちゃんとチャルメラを吹いてきた。リアカーを引っ張っていた。うちの親父は昔から宵っ張りで、良く夜食を食いたがった。で、「オイ、呼び止めろ!」ッてんで喰った。うちの丼を持って出た。
 浪人していたときはお茶の水で湯麺を偶に食った。普通は予備校の食堂で侘しく喰った。コロッケ定食が定番だった。偶に清水から来ていた友人の下宿でコロッケを揚げ直して二人で昼飯を食ったりしたこともあった。あいつは一体どうしているんだろう。
 外でこの種のものを食べなくなったのはいわゆる即席麺が旨くなったからだ。明星チャルメラは良く喰った。切りごまが嬉しかった。今はもうノンフライ麺だってとっても美味しいし、三食入っているラーメンだって、もう文句ないほど旨い。
 今の若者たちが大騒ぎして食っているなんとか系なんてラーメンはほとんど食ったことがない。そもそも背脂がどうのこうのから気持ち悪くて喰えない。