ほぼ足りてまだ欲 その先

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訃報

 その後ジェファーソン・エアプレインのポール・カントナーやら、E.W. & F.のMaurice Whiteやらが死んでしまって、ここのところそんな話ばっかりだ。ふたりとも74歳だ。昔だったら普通の享年かも知れないけれど、今だとまだ早い方かも知れない。
 そういえばJefferson Airplaneは一度か二度、San FranciscoにあったFillmore Westで見たことがある。あそこはまるで体育館のような施設で、元はといえばBall Roomすなわちダンス会場だったということのようだ。そのフロアーにみんなステージに向かってしゃがみ込んでいて、座席もへったくれもない。今だったらスタンディング席とでもいって、みんながやがやしているんだろうけれど、当時はごく普通にみんなおとなしく座っていたものだ。
 なにしろジェファーソンといったらヒッピー・ムーブメントの象徴みたいなバンドで、ステージ上は一体誰がミュージシャンで、誰がその取り巻きなのか、訳がわからない状態で、着ているものもみんなふわふわしている。挙げ句にステージの後ろにはスクリーンがあって、絵に描いたように、あの油みたいなものが映って、それがぐっしゃんぐっしゃんしている(多分見たことがない人には何のことやらわからないだろうなぁ)。フリーとか、コミュニティーという言葉が行き交っていて、あぁグッズにこだわらない、しがらみに縛られない生活をするべきだなぁなんて思っていたなぁ。
1971年の独立記念日を最後に閉めたそうだ。そういえばそんな映画をテレビで見た記憶があるなぁ。尤も、今ではYouTubeで見ることができるけれど。
 ノンポリを絵に描いたようだった。それでも、お定まりのようにケルティアックは読んでいた。例外でなく、ソローの森に憧れていたな。