ほぼ足りてまだ欲 その先

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国会中継

 今日も衆議院予算委員会NHKがテレビとラジオで中継しています。今ではネット上で、衆議院参議院、それぞれに全会議を見る事ができます。
 昔の国会中継はまったく詰まりませんでした。質問する側も、答弁する側も事前に書かれたものを読み上げるだけみたいなモノでしたから、読み間違いの時くらいが面白かったくらいです。
 そこへ行くと安倍晋三が帰ってきてからこの国会中継が俄に面白くなりました。どう面白くなってきたかというと、すぐに切れてむちゃくちゃな事を言い始める、じゃ、お前たちが政権を持っていたときはこうだったじゃないか、そうじゃないぞと泥仕合になってしまったり、かつては極右翼しか口にしなかったような見解が政府答弁として出てきたりするので、油断がならないからだ。
 安倍晋三ってのは自分の立場がヤバくなると「そんな事は知りません、聴いていません、見ていません」といって遁走を計る。「個々のケースについてはコメントを差し控えます」といってどんどん逃げる。
 しかし、マスコミの世論調査にこたえる人たちはこんなものをまったく見た事がないんでしょうね。彼の本当の姿を見たら、とてもとても信頼なんてできる人間ではない事は簡単にわかります。
 やっぱり企業や団体からの政治献金というものはゼロでやらなくてはフェアな国家運営なんてあり得ないという事がよくわかります。
 政策議論になると、民主党の議員が「今の株価や為替の急変を見たら海外の要因に基づくんだというけれど、それはそうじゃなくて、アベノミクスが失敗しているからだ」といわれると「あんたたちがやっていたときに比べたら遥かに良いんだよ」といって切り返します。それは議論じゃないんですよね。日本の経済がもはや自助努力だけではやっていけなくなっているという現状を認めないとますます手遅れになる事は明らか。このままでいると、富裕層が「そんな事はないよ」という風潮の中多くの国民が貧困にあえぐ、という南米現象に陥ってしまいます。