ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

なりたい

 小学校を卒業する時って、私の時だって卒業文集を作ったんですよ。こうみえても。で、ひとりひとりの作文みたいなのがあるほかに、一人一行ずつ「大人になったら何になりたいか」という奴がありました。ほら、誰か殺されちゃったりすると、テレビで引用されちゃったりして「健気な子だったのにねぇ・・」なんていわれる、あれです。
 前にもここに書いたことがありますが、私はそこへ「サラリーマンになりたい」と書いた馬鹿です。直ぐさま、迷うことなく、大学を出たら実現でございましたねぇ。初任給が破格の5万円でございます。何しろ高度成長期の終わり頃でございますから、毎年のように昇給でございましたねぇ。なにしろ給料を上げないと会社に来てくれないわけですから、新入社員の初任給を上げるってことは当然既に働いている人たちの給料だって上げなくちゃね。今の方々の恨みを買うのも仕方がないか、と思う前期高齢者でございます。
 で、うちのつれあいに「君はなにになろうと思っていたんだい?」と聞けども暖簾に腕押しでございますなぁ。「そんなの覚えちゃいない」ッてんですから、三宅裕司だとか、東貴博かあちゃんみたいに面白くも何ともない。
 「野球選手になりたいって思わなかったの?」といわれたって、直ぐさまブルブルと大否定です。ヘタックソでしたからねぇ。何しろ、打てない!運動神経はやっぱりオヤジに似ちゃうんですよねぇ。そのくせ頭の中じゃ、格好良く決めたいと思ってますからねぇ。ゴルフだって、テニスだって、本当にヘタックソだった。向いてないんだろうなぁ。
 じゃさ、なんだったら向いてんのよ?と聞かれると、これが辛いなぁ。何一つ面白いことがないんだからなぁ。良くまぁ、これで長いこと人生を渡ってきたもんだと驚いちゃうよ。
 なんかおもしろなぁと思ったことはないの?と聞かれても困るんだよなぁ。血湧き肉躍るのは今でも乗り物に乗るときかなぁ。つう訳で、いつまで経っても成長しませんねん。