ほぼ足りてまだ欲 その先

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災害救助隊

 阪神・淡路大震災にしろ、東日本大震災にしろ、インフラがすべて揺さぶられて切れてしまいます。家が崩壊してしまいます。取り出すにしても取り出せなくなります。ましてや津波が来たり、いつまでも余震が続いていたらお手上げです。
 こんな時に何がどれほど必要かわかりませんから、全国から多分必要と思われるものがばらばらっと送られてきます。それでなくても通じにくい地上交通路は混乱を極めることになります。
 そんな時に、自衛隊という名前の災害救助隊は何機ものヘリコプターや、輸送手段を持っていますから、専門の輸送団を組織する能力を抱えています。ましてや兵站の思想に基づく行動力を抱えていなくてはならないわけですから、こういう行動のためにあるといっても過言ではありません。
 やっぱり自衛隊を「災害救助隊」と明確に位置づけて考えるべきではないかと。
 何しろこの国はおしなべて振り返ると、全国どこででも地震は起こり、火山が噴出していて、季節によっては台風の通り道に当たっています。だから、どこでどんな程度に今度のような災害が発生しないとは限らない、どころか、必ず起こると考えておくべきです。
 そんな時に、「災害救助隊」が必ずや必要となる備品を備えておいて、それを抱えて一気に乗り込む体制にするべきなのが、この国特有の政策というものではないでしょうか。
 それをいつまでも民意に基づかないと救援の手がさしのべられないなんて、これでは中央政府なんてあってないようなものではありますまいか。
 しかも、安倍晋三菅義偉はこれが「大震災」と認めたら、消費税増税はできなくなっちゃうから「大震災なんかじゃない」といっています。おおさか維新のバカ片山虎之助老衰爺は「タイミングが良い震災」とまでいっています。
 何度もいいます。「防衛省」は名前を「災害救助省」と変更せよ。
(写真は航空自衛隊のサイトからお借りしています。)