- 作者: 西井一夫,平嶋彰彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1992/07
- メディア: 文庫
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いつの間にか消えてしまった町々のそれぞれが記述されて残っている。もうそろそろ忘れてしまうことばかり。従って本文そのものがもう随分昔の記述だから現実からはもちろん大きく外れている。昔の小説にどのように現れているか、という点が非常に興味深い。こんな本が書棚に刺さっていたのが嬉しい。
1945年1月27日に銀座四丁目に焼夷弾ではなくて、爆弾が落ちて6-7メートルの大穴が開いたというのだ。
川口松太郎が久保田万太郎と出会ったとき、松太郎は16歳、万太郎は26歳。