ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 鮎を見なくなってもう半世紀ぐらいたっているだろうか。いや、それはもちろん食べるという意味ではその後もいくらもあっただろうけれど、釣るという意味では多分中学へ入った頃までだったのではなかったか。
 清水では鮎といったら興津川だった。今の鮎はほとんど全部、おとりの鮎に鼻管をつけて泳がせ、そこへテリトリーを侵されることで追い払いにきた鮎が針に引っかかって釣り上げられちゃう、友釣りだ。
 私たち子どもはそんな高級な釣りなんてできないから、毛針を貰って、それをいわゆるテンカラのように川上から流していって、それを咥えにくる鮎を釣り上げるというやり方だ。
 それでも朝まだ夜の明けぬうちに車を雇った大人に載せて貰って、川にいく。昼近くになると魚は食わなくなるから、こっちも日陰に入って昼寝する。夕方になってくると喰いも立ってくるからこっちも竿を出す。一日仕事だった。いや、仕事じゃないから、一日遊びってことだ。
 しばらく鮎を食ってもいないなぁ。