散歩のための散歩というよりは、今日はこれまで膨らみに膨らんだ「美味しい炒飯」という夢を実現せんとする散歩でございました。なにしろ霧雨が舞っている状況でございます。こんな時に散歩なんて、普通はやりません。
しかし、ここに大きな問題があります。それはどこにいったら安くて美味しい炒飯が食べられるのかという目処が立っていないという点です。その辺の中華そば屋に入ったら食べられるのかといったら、なかなかそうはいかない。日高屋とかその類いのチェーン店では安いだろうけれど、美味しい、という点でかなりな妥協を強いられそうな気が致しますよ。でも、それじゃ、どこだよ、といわれると困ります。ネット社会なんだからググれば良いじゃん、という説もございます。しかし、食べログなんかも最後の最後の点についていえば、あんまりあてにならない。もう良いじゃねぇかよ、その辺の店に入っちゃえよ、という声が聞こえて参ります。
ということで、八重洲中通りに前々からある博雅という店に思い切って入りました。確かここは前にも一度入ったことがあるような気がします。フロアの女性はみんな本場の人です。あ、これは旨いんだろうなぁと思わせます、なんの根拠もございません。
座るなり「チャーハン」と一言。周りを見回すと定食みたいものばかり食べています。ウ、しまったかもなぁと思いました。しかもメニューを見ると、叉焼チャーハン、とか、高菜チャーハンとか、香港チャーハンとか書いてあります。つまり私が頼んだのは一番シンプルなチャーハンだということになります。しかも値段は800円とかいてあります。あぁ・・・。
やってきたのはこれです。・・・・ごま油で風味がついたご飯を食べにきたみたいなものです。ネギと数粒のグリーンピースと卵。そして圧倒的な古米ご飯。間違いでした。それなのに、悲しいかな完食する生まれながらの性格。しかも、ついてきたスープにまったく味がありません。多分減塩主義なのね。どこにあるんだ、美味しいチャーハン！
