ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

小池

 日頃見ないので知らなかったのだけれど、昨日放送のフジテレビ系「バイキング」(月〜金曜前11:55)に鳥越俊太郎小池百合子増田寛也がでてきてお互いに質問をぶつけたそうだ。その中で鳥越が小池に対して自身の街頭演説で鳥越を揶揄して「病み上がりの人間」と表現した点をついた。下記がその書き起こし。

鳥越 街頭演説の中で「病み上がりの人を連れてきてどうするんだ」と要っているということを聞いているんですがいったんですか。
小池:ふ、ふ、ふ、ふ いってないですね。きおくにないですねぇ。
鳥越 ここにちゃんと証拠がある。(小池 そうなんですか・・)これは日テレのエブリという夕方のニュースの中でちゃんとテロップになって流れているんですよ。
小池:でも元気になられたじゃないですか。
鳥越 だからこういうことを仰ったかどうかと聞いているんですよ。
小池 記憶にないですよ。
鳥越 ま、実際にでていますからね。
小池 それはそれで。
鳥越 「病み上がりの人をタダ連れてくれば良いというものではないんです。」(小池:あはは)これはね、癌サバイバーに対する大変な差別です。偏見ですよ。
小池 もしいっていたのであれば失礼なことを申し上げたと
鳥越 失礼どころですまされるんですか、これは僕に対する問題じゃないんですよ。
小池 わかりました
鳥越 癌サバイバーっていう人はね、何十万、何百万っているんですよ、東京都だって。家族もいますよ。そういう人たちに、一回癌になったらあなたはもうなにもできないんだと。決めつけているんですよ。
小池 イヤそこまでいってないですよ。それを決めつけているのは鳥越さんですよ。
鳥越 いやあなたじゃないですか、病み上がりというレッテルを貼っているわけじゃないですか。
小池 それでいうんだったらそういうのは山ほどあります。これが選挙なんですよ、坂上さん。
坂上 急に僕に振られましたね!
鳥越 病み上がりという人に対してレッテルを貼って差別する、つまり癌サバイバーはなにもできないというというイメージを与えるのはね、(小池 そこまでひろげていっておりません)
鳥越 聞いた人はそう思うじゃないですか。
小池 たいへんお気遣いをしているわけです、鳥越さんにたいして。
鳥越 えっ!?
小池 え、大丈夫、永いまだこれからありますから はい、はい、
鳥越 きいたひとはね、あぁ、癌サバイバーというのはね、あぁ、癌になったらなんにもできないんだ!
小池 逆にいったら、そこにしか、ほかにご質問はないんですか?
鳥越 僕に対する問題じゃないんだ!癌サバイバー全員に対する・・・
小池 そこにしか質問はないんですか?
鳥越 一般の癌サバイバーがどう思っているのか 僕は非常に・・・
小池 癌検診も含めて、保険会社のコマーシャルじゃないですが、でもぜひ、徹底してやっていきたい。

 「いってません、記憶にありません」といって惚ければ終わると思っていた小池だったけれど、その時点で既に(あ、突かれたな!)と思ったわけで、最後には「そこまではいってない」といってしまって馬脚を現した。
 この会話を聞いていると、鳥越俊太郎の「普通の人」感と、小池百合子の既成利害政党の「手垢にまみれた」感が極まっている。
 小池百合子の公約を見ると、「子ども食堂の活用」というのが載っていて、吹き出した。明らかに彼女の陣営は子ども食堂そのものがどうしてこんなに急にでてきたのか、わかっていない。なぜ必要なのかがわかっていない。誰がやらないから、しょうがなくて誰がやり始めたのかがわかっていない。そして彼女の「ダイバーシティー」も意味も中身もじっくりと検討した上で出てきているわけではないということがすぐわかる。先行しているからできあがっているのかと思えば、とんでもない。