ほぼ足りてまだ欲 その先

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ボーグス

 Tyrone Curtis Boguesといったらシャーロット・ホーネッツの短身のパワー・ガードとして超有名だった。あのNBAにあってなんと身長わずかに160cmである。ほとんど2m前後の身長が当たり前の選手群にあって、ボーグスは異例なまでに背の低い選手だった。もちろん、われわれ短身族にとってはヒーローである。オフェンスに回ると、彼が誰にボールを出しのだろうかとレシーバーを押さえにかかると、その隙を突いて彼がレイアップシュートしてしまう!その妙味がとても素晴らしかった。実際には彼の身長は160cmにも満たなかったといわれてもいる。
 そのボーグスが昨年のNHKの番組、奇跡のレッスン 世界の最強コーチと子どもたち・バスケットボール編に出演して台東区立柏葉中学校のバスケットボールチームをコーチした。その再放送だか、再々放送だかを昨日の夕方やっていた。この中学校は下谷中学と竜泉中学が合併してできた中学で、近所の人じゃないと、同じ区内でも「えっ!そんな中学、あった?」といっちゃいそうだ。
 最後に足立学園中と試合をする。足立学園は高校のチームはしょっちゅう関東大会へいっているようなチームで、その中学は昨年、足立区、荒川区台東区中央区の第5ブロック大会で優勝している。
 ボーグスは子どもたちにとても丁寧に教える。褒める!素晴らしく褒める!気弱な子には、諦めるな!と叱咤する。相手の頭が顔に当たった子には、頑張れ、今俺たちにはお前がなくてはならない!と元気づける。NBAの監督というのはこんなに丁寧なのかと驚いてしまった。本当に丁寧に根気強く対処していくというのはいい加減な気持ちでは務まらない。
 そんな気持ちで私はこれまでの人生に立ち向かってきただろうかと、愕然とした。
(写真はまったくエントリーに関係がありません。)