ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

付和雷同

 付和雷同の極致といったら、やっぱり幇間ざんしょうねぇ。「暑いね!」っていったら「いや、暑いのなんの、もうぐったりの暑さでございますよ」「でも日陰は風が涼しいよ」「そうそう、これがねぇ、意外というくらいのものですよ、まるでカリフォルニアですな!」くらいのお追従って奴でございます。
 私はそれです。で、それでイヤな思いを何回も致しました。大体、たいして体制に影響がないなぁと思っているときは付和雷同でございます。
 だから、いちいちこだわっている人が中にいると、もう面倒くさくてしょうがない。普通だったらそういう奴がいない環境に移行したい。それを人は「逃げた」なんぞと表現しますが、それは長年の人生の知恵といっていただきたい。
 ところがギッチョン、友達だったらそれで良いかもしれませんけれど、地域の付き合いだとか、生活圏内のおつきあいなんぞだとそうも行きません。面倒なことでもお愛想のおつきあいが必要になります。集合住宅の管理組合なんぞ、イヤで出なけりゃ済むものの、それではすまない局面というのがでてきてしまいます。これがいやですねぇ。
 そう考えると借家で終わってしまう方がなんぼか楽かもしれません。ま、これからの社会はきっとそうなりますね。日本が高度成長期、あるいはバブル期だったときは持ち家を売り払って引っ越すということができましたけれど、日本経済が衰退期に入っていますから、そんなことももはや望めません。売りたくても売れない、という住宅が地方には有り余っていますからね。これからの地方はこの辺は致命傷になります。その上、インフラストラクチャーの更新、修理に膨大な予算が必要となります。これまでの便利さにあきらめをつけるという必要も生じてきます。
 都会の片隅で借家で細々とクラスというパターンになりましょうか。なんだか南米あたりの都市のようでございます。