ほぼ足りてまだ欲 その先

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Japanese Nisei

 日系アメリカ人の歴史、ま、どうしても第二次世界大戦中の扱われ方についての歴史は大きなエポックだったわけで、これを忘れてしまったら、日系米国人の歴史はないがしろになってしまうというわけで、各種様々な活動がされています。
 一番の拠点は多分、Los Angelesのいわゆるリトル東京といわれる地域に建つ全米日系人博物館だろうと想いますが、米国西海岸には各地にこの種のメモリアル施設が残されていますし、出版物も、そして資料映像も作られています。
 しかし、不思議なことに、彼らの歴史についての日本での出版物はどうなのかというと、これはそれほどたくさんの超されているわけではありません。
 比較的出版物として触れられているのは日系二世であり、アメリカ国籍を持っていたにもかかわらず、親の方針で日本に勉強に来ていた若者たちや、日本に親ともに帰国していた若者が、徴用され、軍属として働いたり、まさに徴兵されて特攻隊員となったり、古参兵にいじめられたりした人たちのことだったりします。
 昨今国会議員の二重国籍論が喧しいようですが、当時、彼らは特高警察の標的となり、アメリカ国籍を捨てろと強要され、あるいは軽井沢に幽閉されたりしたようですが、なかにはそうして兵役に就いていたものたちがいたのです。
簡単に当時のアメリカにおける日系米国人について知ることができるものがであります。