ハンガリーのブダペストにある高級カフェ、ジェルボーが表参道に店を持っているんだそうだけれど、うちの近所に前からあったケーキやさんが、ジェルボー・ザ・ファクトリーってことになっているという。新聞にチラシが入ってきて、そこがオープン記念イベントとして毎日限定50箱の6種類入りセットを売るという。
ジェルボーには想い出があって、何年か前に初めてブダペストに行ったときに、意を決してお昼に入り、オープンサンドイッチを食べた。次に行ったときは入ることはなかったのだけれど、たまたま地下鉄で隣になったハンガリー人のおばさんが、突然日本語を話し、なんでまた！と驚いたら、その人は大学の日本語の先生だったということがあり、その人とジェルボーは旨いけれど、高いよねぇと合意したという記憶がある。
ブダペストはハプスブルグのテリトリーで、シシィーがこよなく愛した街として知られているくらいだから、カフェ文化もウィーンとまでは行かなくても発達していたわけだ。観光客もわきまえているから、いつでもお客で溢れている。
