ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

散歩 8,761歩

 朝から曇っていて、天気予報のいう通りに温度が上がらない。今シーズン初めてセーターを着て、ウィンド・ブレーカーのチャックを上まであげて出かけました。
 出かける動機の一つはつれあい外出のため、夕飯の弁当調達と、風呂場扉の水密パッキン探しです。多分こんなもの、あ、いや弁当じゃないです、はネットですぐに買えると思ったんだけれど、一体何と呼ぶものなのかがわからないんですな。でも、適当なキーワードで検索してみると・・・これは一体どういうことなの!?メーカーによってパッキンの形状が複雑に入り乱れ、多種多様で、キリなくあって、訳がわからない。たぶん、扉のメーカーを特定しないと探しようがない、という実態。共通仕様にしたら良いと思うんだけれどねぇ、これが日本のメーカーの特徴でもあり、馬鹿げたエネルギーの消費、っていっても良いんじゃないですかねぇ。多分欧米各国だったら、不便極まりないのだけれど、複数の形状なんて誰も考えなさそうだ。
 とはいえ、ひょっとするとと思って隣の区にあるという、いわゆるドイトへ出かけてみた。都営浅草線の浅草の駅から京成乗り入れの各駅に乗って川の手前の八広で降ります。とっても鄙びた駅ですが、かつては高架なんかじゃなかったんでしょうねぇ。高架下の八百屋というか、近頃よく見る安八百屋でピーマン一袋124円を購入。
 ゆりのき橋通りなるものを八広小学校の角を曳舟川通りを左折。すると右側にその店があった。入ってみると、小さなドイトで、見渡すや、不安。そしてそこに入らしたパートらしきおばさま店員さんにお伺いしたら、男性店員に私が持って行ったパッキンの断面を見せたところ、直ぐさま結論。不安的中。その種のものは扱っていない。多分そんなこったろう。というので、諦めて曳舟川通りを淡々と歩く。
 それにしてもなんでこんな名前の通りなんだろう。かなり直線的ではある。バスも走っちゃいない。しばらく行くとコミュニティバス停があった。
 家に帰ってから例によって検索してみると、「はじめから道を作るつもりで作った道ではなく、本所へ上水道を通すため掘り起こした土を両側に盛土して出来た土手道」と書いておられる方が(こちら)。これによると、「曳舟」という名前も、川に浮かべた舟を土手から人が引っ張って往来したからこの名前がついたというわけで(なるほど!)如何にもの名前だ。でもって、その川にかかっていたのが更正橋といって、今では歩道橋にこの名前が残っている。不思議な名前で、なんだかこの辺に刑務所でも会ったから、その関係で「更正」ってのかと思ったが、どこにもこの名前の由来を書いている人がいない。
 で、淡々と行くと左手に大きな、それはそれは大きな、聳えるという表現がぴったりな集合住宅が出てくる。これが都営八広五丁目アパート。手前に東京都立墨田特別支援学校があってその道路側に公園。URの五丁目団地と、こちらの都営アパートと混同しそう。長浦神社は曳舟川通りに面しているのは狭いのだけれど、奥行きがあって、なかなか由緒がありそうな神社だ。しかし、詳細が明らかでないとネットで書かれている。
 東向島6丁目まできたら、なんと昔の日産フェアレディーを発見。もう随分長いこと雨ざらしになっているようで、タイヤももうすっかり空気が抜けていて、錆びだらけ。なのにライセンスプレートはどうやら生きているらしいんだけれど、これはただほうたらかしにしているだけなんだろうか。リストアーするんだったら早いこと手をつけた方が良いと思うんだけれどなぁ。
 曳舟文化センターまできたら、その先に大きなイトーヨーカドーの建物が見えたから、美味しくて安い弁当がないかと地下へ降りた。でも、これじゃぁうちの近所のスーパーでも大差はない。それにしても大きなスーパーに、日曜日らしく大変たくさんなお客さんでワンワンしている。
 東武スカイライナーツリー線の曳舟駅から浅草行きの各駅に乗る。それにしてもこの駅は東武亀戸線も来るし、今や半蔵門線が通っている。京成だって曳舟の駅が近い。考えてみたらこの辺は電車がとっても便利な区域になっているわけで、バスががんがん走れば便利だろうなぁ。
 なにしろ、上野松坂屋前から金町へ行くバスは平日のみ9本(これってどういう存在意義があるんだろう)。おおよそ一時間に一本の南千住南口/錦糸町駅間(誰が乗るの?)。あとはコミュニティバスが走っている程度だからね。
 年寄りには暮らしやすいとは家ないかもしれないけれど、通勤世代には家賃も安いだろうし、良いかもしれないなぁ。そういえば日曜日でもやっている居酒屋はかなりの数がありそうだ。
 そういえば今でこそ東向島という駅名がついているけれど、あそこは元はといえば玉の井だったわけで、それはかつての歓楽街な訳だから、そのなごりがあってもおかしくはないというものだろうか。
 淺草のエキミセ、つまり松屋の地下を通りかかったら「8時までのお召し上がりで半額です!」といっているおばさんがいて、ふと見たら、千数百円する弁当が半額だというので、直ぐさまそれを買い、帰宅して夕飯にした。するとあっという間に眠気が襲ってきて、午後7時半には寝てしまい、気がついたら午前零時半だった。やれやれだ。