本当にアメリカという国はこれで良いのか。未だにトランプ大統領はtwitterでストレートに発言を続けているけれど、こんなことで大丈夫なのか。何の余裕もない、ぶっちゃけだ。それが理想的で、高邁なるアイディアに充ち満ちている政策だったらそれで良いのかもしれないけれど、これほど保護主義的で、孤立主義を基本にした政策を一言で決めてしまう独裁といっても良いほどのあり方でうまくやっていけるのか。
このままで行くと対米輸出で暮らしを立てている各国はやっていけなくなる可能性を露呈している。それよりも何よりも米国内の貧困層は決定的なダメージを受けることになる。グローバリズムをぶちこわすわけだし、善隣外交も完全に否定するわけで、それはそれで米国の大企業にとっても打撃になる。早晩、我慢しきれなくなる勢力が動くことになる。
一番恐れているのはテロが本当に頻発することだ。それが世界に蔓延してしまうことだ。その時にその流れにどこ国が竿を差すことができるのか、ということだけれど、下手をしたら、そこから中国、あるいはロシアがイニシアティブをとる結果となってしまって、よりそれに拍車をかけることになってしまう可能性が出てくる。
英国国民のEU離脱の選択に比べたら、米国民のこの選択は大変に大きな危険を孕んでしまったことになるだろう。
