ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

改ざん

 国会の議事録を全く意図的に公的に知らせることなく改ざんすることに罪の意識がない、当然だとでもいう感覚というのは、まさに歴史に手を突っ込んでいるということに気がつかない政府も政府なら、それを問題視しない国民も国民だ。自らの不利になることはなんでもかんでもいじってしまって、それが端からなかったことにすることが表現の自由であり、それに干渉することが内政干渉なんだという感覚は驚くべき独善性の中にいることであるけれど、居直ることがもはやこの国では自立だとでもいうようなことになっている。
 わが家のことには首を突っ込むな、という考え方がDVを蔓延させる。我が校にいじめはないし、その兆候すらないと言い張る校長の姿、そしてそれを守ろうとする教育委員会。150万円を子どもがおごってもらったといっていることをそのままにする行為を認めるのか?
 福島第一原発から漏れ続ける放射能に汚染された地下水は「完全にコントロールされている」といってしまった以上、それはおかしいというわけにはいかないと公共放送がそういう欺瞞。
 汚染された土壌は今の日本の科学を持ってしたら必ず完璧になると言い張った言葉を否定検証することをしないマスコミの居直り。
 かつて他国に侵略し、大量に虐殺したことをなかったことにして居直ることが白昼堂々と「表現の自由」という言葉を使って行使される。
 もはや、改竄国家と呼ぶしかない。それを平気でいられるのだから私たちは既に独裁謀略国家のそしりを免れない。自虐というのならいうが良い。「反省」を知らぬ国家の歴史には欺瞞が残るだけだ。