2017-04-18 妙に 昔は殿山泰司はへたっくそな役者だと思っていた。ボソッボソッとセリフをはきすて、目線は泳いでいるようで、小綺麗じゃないし、なんだか哀れな役ばっかりやっていたような気がする。変な役者だと思っていた。雑誌「話の特集」でもジャズの話か、ミステリーの話ばっかり書いては、「・・・じゃねぇか、じっチャン!」と自分で突っ込みをいれておった。しかし、今になってみると、必要な人材だったことがわかる。山村聰とか、佐田啓二ばっかりじゃ、映画は出来ねぇもんな。