ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

自己責任

 某国で庭に置くテーブルと椅子を買いに行ったことがあります。もうずいぶん昔の話です。白いプラスティックのテーブルと椅子を買いました。ひらったい段ボールの箱、そうですねぇ、おおよそ1.5m x 80cmくらいの箱にテーブルが入っています。天板を取り出して足を四本組み合わせるだけのものです。ところがそれを引き出してみると角がぶつけられてクラッシュしています。なんてこった!こんな製品をよく売っているもんだなと、慌てて店にとって返し「こんなだったよ!交換してくれ!」とカスタマー・サービスの女性に勢い込んでいったら、「ちゃんとしたものと交換していって、今度はちゃんと見ていってね!」といっただけ。どういうことかというと、買うときにちゃんと中身を点検しないで持っていかなかったあんたが悪い」ということなんだとわかった。クラッシュしたものをどうしたのか?「そこへ置いていけ」と元置いてあった売り場を指し示されたんです。また、これを持っていっちゃう客は・・・・私くらいのものです。
 また過日、某国で、これは最近の話です、カメラの中の媒体が思いも寄らぬ枚数で一杯になっちゃったんです。想定外の出来事に、慌ててそこにあったカメラ屋に入っていって、SDがありますか?と聞きます。今時カメラ屋で飯が食べられているのも凄いなと思ったけれど、そのタイミングの良さにはわれながらびっくりしました。どれほどの容量の媒体が欲しいんだ?と聞かれて買いました。すると、彼が「チェックしてみろ」というのです。それですぐさま充填して撮影し、映り具合をチェックしてみると大丈夫。自分はそのまま出て行くつもりでしたけれど、そうそう、その場で試してみなくては後でほぞをかむわけで、彼のいうように、試すのは重要です。
 他国のスーパーでは平気で試食のようにつまんで食べちゃう人っています。試すんです。自分で買うんだから後悔したくない。
 日本はそもそもここが根本的に違う。商品を売る人が完全な状態に保っておきます。壊れた商品があったら店頭から外します。マーケットに出す前に商品管理をちゃんとします。だからお客は頭から信用しています。文化の違いです。