フランス大統領選第1回投票の投票率は78.69％だったとBBCが伝えている。2012年の選挙、第一回投票率は79.48%で、その前より5.1%低下したという。当時の決選投票の投票率は80.35%でその前より1.1%増えたのだそうだ。今年の決選投票はこんな状況下だからもっと上がるのではないか。
豪州では選挙の投票を棄権すると罰金が科せられる。国への関与を放り出すという行為を罪だとして認識している。だから、投票率が90％を下回ったことがない。投票日の朝になると選挙ポスターをどんどん投票所の前に集めてきちゃう。風船で飾り付けたりして。その上投票所だとはいえ、豪州だからBBQの煙が立ち上っていたりして。義務化している国はいくつもあるけれど、罰金が科せられるかどうかは定かではない。
3年前の日本の衆議院議員選挙の投票率はわずかに52.66%である。二人に一人が投票に行くだけだ。間接民主主義の原則を守ることができない国民なんだからもはや独裁になってしまってもしょうがないのかもしれないし、国民がそれを望んでいるってことなのかもしれない。金持ちが好きにしてくれてかまわないから、その代わり俺たちは知らないよ、という意味かもしれないが、気がついたら奴隷になっているって状況を80年前に経験したのに、もう払拭されちゃっている。ということは根っからそういう状況に抗うことのない国民なのかもしれない。奴隷希望民族とでもいうんだろうか。
今この国は国民の要望に応えてファシズムへ一直線でございます。
