「まだ東北で、あっちの方だったから良かった。首都圏に近かったりすると、莫大（ばくだい）な、甚大な額になった」
多分彼がいいたかったのは「首都圏に同じことが起きたら（人口の多さが桁違いだし、各種施設が集中しているので）、より大きな被害が発生することが十分予想される」ということだったのだろうけれど、こんな言葉にしてしまったら、「いやぁ〜、あっちの被害だけで良かったよねぇ〜！」と聞こえることは容易に想像がつく。つまり、無神経きわまりないということなのにもかかわらず、それを推敲するという能力に欠けているということなんだろう。彼のしゃべり方は昔の巨人の中畑清にそっくりだけれど、あぁいう立場の人間だったら、単なるおっちょこちょいだからすむけれど、いやしくも国会議員であって、復興大臣という立場にいる人間では、それではすまない。
ひょっとすると彼は心の中で「な？だからあの辺とか、海に突き出した半島の先端に設置してんだよ、正解だろ？」くらいのことを平気でいっているかもしれない。
安倍晋三の内閣には、そんな奴か、ルールを破っているんだけれど、そしてそれを指摘されて本人も認めているんだけれど、厚顔無恥で平気で居直っている連中ばかり。
