ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

川崎フロンターレ

 韓国のチームとの対戦の際、観客席で旭日旗を掲げたサポーターがいて、川崎フロンターレアジアサッカー連盟から執行猶予付きで一試合の無観客試合の処分を受けた。これに対して、同チームの代表取締役社長 藁科義弘は次のようにコメントした。

今回、私たちとしては、旭日旗に政治的又は差別的なメッセージは一切ないとお伝えしてきただけに、正しい認識が得られず残念です。(こちら

 これがそのコメントの冒頭。これには大変に驚かされた。彼の認識がたかだかこれっぱかりなのだからファンの若い連中がわけわからずに、あるいはわかった上で平気でこういうことをするのも宜なるかなということになるのだけれど、あまりといえばあまりの認識不足というしかない。
 旭日旗は旧帝国海軍も陸軍もこれを掲げてどこへでも侵攻していったことを日本人はとっくに忘れているらしい。なにしろ政府の閣僚が「侵攻」の定義は歴史が決めるだなどとほざいて馬鹿にしていることからもそれはいえるだろう。
 しかし「侵攻」された側からいえば、あの旭日旗とともに暴力が振るわれてきた過去は未だに払拭できていないいわれても仕方がない。私たちだって、広島、長崎の原爆、各地への無差別爆撃を思い出すたびに米軍の見下した態度が思い浮かんで来ちゃう。
 もっと驚くのは海上自衛隊の各艦船はず〜〜っと無頓着にもこの旭日旗を掲げ続けているのである。
 こんなチームの見解が問題にならないJリーグはどうしたことか。